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塩﨑啓登先生 「第111回日本泌尿器科学会総会Best Poster Award」受賞

演題名

Does single-layer technique with soft coagulation versus double-layer technique in robot-assisted partial nephrectomy affect postoperative outcomes for complex tumors?

 発表内容

ロボット支援下腎部分切除術において、腫瘍切除後の腎再建方法として、内層縫合に加え腎実質縫合を行うDouble layer techniqueと腎実質縫合を省略したSingle layer techniqueの二つのテクニックがありますが、高難度症例に対して、これら二つのテクニックが、surgical outcomeに差があるかをpropensity score matchingで検討しました。注目すべき点として、周術期の合併症や術後1年での腎機能においては二つのテクニックに有意差は認めなかったものの、Single layer techniqueにおいては、術直後(当日もしくは術後1日目)の腎機能の低下率が有意に低い結果となりました。単腎症例や慢性腎不全症例といった術後一時的に腎機能の低下に伴って血液透析が必要となるかもしれないと懸念される症例の場合、腎動脈阻血はpartial clampingを考慮しますが、高難度症例の場合、どうしても腎動脈阻血はtotal clampingとならざるを得ず、そういった場合に今回の結果は、腫瘍切除後の腎再建方法の選択に参考になるかもしれません。

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泌尿器科学分野
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